[掲示板: みんなの広場 -- 時刻: 2021/2/26(01:55)]
上へ
|
前へ
|
次へ
|
ここから後の返信を全て表示
|
引用して返信を書き込む
|
返信を書き込む
|
訂正する
|
削除する
7094. 【本の本】The Thirteenth Tale
ユーザ名(Username): グリーン
日時: 2011/6/21(23:09)
------------------------------
【本の本】新ネタ仕入れました。(なんといっても永遠のテーマ!)
The Thirteenth Tale by Diane Setterfield
翻訳本も出ています。
「13番目の物語」 ダイアン・セッターフィールド
450ページほどですが、翻訳本の方は上下巻で出ているので¥3,600かかりますが、英語なら¥1,300で買えます。ウレシイ!もうひとつ、表紙は【本の本】らしく、積み重なった本が表紙なのですが、PBはアメリカ版とイギリス版と表紙が違います。個人的にはアメリカ版(無造作に積まれた本たち)の方が好きだったけど、私が買ったのはイギリス版(整然と並ぶ本たち)。
父の古本屋で小さな頃から過ごし、アマチュア伝記作家となったMargaretが出会う超有名作家、Vida Winterの不思議な半生の物語で、ミステリー仕立てで本が絡むあたり、ちょっと「The Shadow of the Wind」 に似たノリだけど、全編これ、イギリスって感じで(田舎の風景とか、ふる〜〜い家の描写とか)、ブロンテのJane Eyre(私は残念ながら未読)が小道具に使われていたり、イギリス好きには魅力的な本だと思います。ヨークシャーが主な舞台で、その屋敷やら室内のライブラリーやガーデン、寒々とした風景・気候等々、色々想像を巡らせて楽しめます。わからないところを飛ばしても、結構筋がわかるあたり、tadoku向きです。イギリスのミステリーらしく、ちょっと暗めの設定ですが、そういうのが好みの人はどうぞ。
本編とは大きく外れるんですが、
A is for Austin, B is for Bronte, C is for Charles and D is for Dickens.
という文章があって、古本屋で育った娘はこうやってアルファベットを覚えたというくだりがあり、ひどく感激してしまいました。
では、では。
グリーン
▼返信